「不倫」という言葉がいつ頃から出てきたかは分かりませんが、既婚者の浮気や既婚者との性的関係を総体的に「不倫」というのです。
不倫の実態も男性と女性とではいろいろな相違点があります。
探偵目線ではありますが男性と女性を比較してみましょう。
男性の場合
既婚男性が不倫する場合、どういった感情や環境が多いでしょうか。
まずなんと言っても多少金銭に余裕のある人でないと、なかなか特定の女性にしろ不特定の女性にしろ長期間の不倫をすることは難しいのではないでしょうか。
妻子がいるにもかかわらず、不倫相手の女性と交際する過程で独身女性であろうが既婚女性であろうが飲食店やホテル代などの支払いは割り勘というケースは少なく、たまに女性に支払わせるというヒモ的男性もいることはありますが、殆ど男性側が支払うことになるかと思います。
交際に掛かる費用は男性が持つのが通常のようですので、ある程度の資金が必要となってきます。
男性の中には小遣い程度の資金しかないのにで不倫に走り、飲食代やホテル代、しまいにはプレゼント代等と費用がかかってしまい、サラ金から多額の借金をしたり、横領や窃盗などの犯罪に手を染めて仕舞ったいうケースも少なくありません。
不倫相手と会う時間を作り出すのはいかようにもなる場合がありますが、ある程度、自由になる人の方が不倫関係は継続するようです。
男性が不倫に走る場合、いろいろなパターンがあります。
まず不倫に対する憧れというか「ステータス」のように思っている男性は少なくないということです。
また気に入った女性を口説き落とせる過程のプロセスやドキドキ感を求め、このことだけで不倫を繰り返す人もいます。
既婚男性であっても妻以外の女性から「もてている」という実感が味わえる不倫は男性にとっても優越感を味わえるものでしょう。
確かにこの優越感は理解できますが妻以外の女性と性交渉するという倫理に反する行為である為、そもそも「不倫」と呼ばれる行為であって性交渉に至ってしまう行動が問題視されているのです。
敢えて庇うとすれば「オス」としての本能がさせる行為なのでしょう。
そしてこういった男性は不倫相手女性に対してアクセサリー的に考え、それこそ性的関係が結べるまでのプロセスを楽しみ、女性と性交渉が出来た時点で愛情が冷めてしまうという男性もいる位です。
当然、妻以外の女性に対して恋愛感情を持ってしまい不倫へと進む男性もいます。
しかし、一過性の男性が多く、もし妻に不倫が発覚した場合、妻の元に戻れるように不倫相手と別れ、謝罪する男性が多いのです。
それでも不倫相手と別れたと言って嘘をつき、交際を継続したり、妻の元へは戻らずに不倫相手を選ぶ男性がいるのも事実です。
女性の場合
既婚女性の不倫に走る要素には男性とは異なった理由があります。
まず妻が不倫に走る理由のひとつとしてあげられるのが「夫への不満」というのがあります。
女性として見てくれなくなった、セックスレスなどの愛情の欠如、給料の低額による妻の負担増し、家事や育児の理解不足、夫の束縛や焼き餅などのパワーハラスメントなどとさまざまです。
確かに夫側の問題があるものもいくつかありますが感受性の部分では一方的な不満要素と問われる理由もあります。
夫が真面目すぎるとか家事育児には妻以上に熱心、中には不満がない事が不満などと意味不明な理由もあるというのです。
これで妻が不倫に走られてしまったら夫はたまった物ではないでしょう。
妻が不倫した相手とは勤務先や元勤務先の上司、同僚から習い事などで知り合った共通の趣味の人、子供の学校の先生や父兄、個人的な事で話が出来る病院の先生や美容師、SNS等で知り合った男性、元彼などが挙げられます。
中には結婚前から付き合っている人という強者もいる位です。
また妻が不倫に走る理由として夫以上に男性としての魅力や愛情を感じて走る人も当然にいるのですが、一時の寂しさや気の迷いというか「なんとなく」というケースも多く、「悩みを相談していてなんとなく」「一緒にお酒を飲んでいてなんとなく」「好きだと言われなんとなく」「同じ地元出身で話が合いなんとなく」など「なんとなく」で不倫に陥る女性が増えてきているのも最近の傾向のようです。