探偵に浮気調査を依頼する「依頼人」にとって最も危険な行為が「浮気現場を直視」する行為である。普段は物静かな方でも「感情の変化」から如何なる行動を取るか予想が付かないのである。

例え話をするならば「事件の犯人の自供」でよく耳にする「ついカッとなって」や「興奮して記憶があいまい」に酷似した状況に陥りかねないのである。

探偵には「依頼人の安全と利益を守る義務があると考え、如何なる理由があろうとも「興奮状態」や「錯乱状態」を招くシュチュエーションに依頼人を直面させてはならない。単に依頼人が直面しているトラブルや問題を解決するだけでは無く「依頼人の精神的支え」になり衝撃を吸収するクッション的役割を果たさなければならない。

世間がおもしろおかしく他人のトラブルをネタに話す「修羅場」は現実には「予測不能な状況」が多く存在し危険な場面であると断言できる。決して軽視できないことは言うまでもなく笑い話などにはならない事は理解できる事だろう。

浮気をしてしまった

浮気を後悔し悔やんでも悔やみきれない人物を数多く現実に見てきている。大切な家族と「自分の意思とは関係なく」この先、一生逢えない苦しみ。大切な知人・友人を裏切り「孤独な世界」に直面する孤独感。

浮気相手との快楽は長い人生のなかで考えれば「ほんの一時」になってしまうかもしれない「はかなく不安定」な物である。本当に人生の中で大切な物は「日常生活の中では忘れ」がちであり「浮気という恋愛に似た熱病」に犯され適切な後悔のない判断が出来なくなっているのである。

心情や感情は天秤にかける事は現実的ではない事は承知しているが、その瞬間の感情が大きく行動を左右する事も理解している。しかし、自分の今の感情が10年後も続くか?一歩引いた位置から自分を見つめ直す余裕を持って感情をコントロールする事が理想的ではある。ちょっと待てよ・・・と普段から「行動に移す前にあれこれ考える」事も時にはプラスに働くのではと考える。